ズワイガニの地域ブランドでの呼び名
かに通販やお取り寄せで人気の高い一般的なカニがズワイガニですね。
ズワイガニは地域によって呼び方がつけられ、地域ブランド蟹としてブランド化されています。
北海道ではズワイガニ、山陰地方では松葉ガニ、北陸地方では越前ガニ、地域ブランドのズワイガニを羅列しますと、
加能ガニ、柴山ガニ、越前ガニ、間人ガニ、香住ガニ、津居山ガニ、柴山ガニ等。
香住ガニはズワイガニの学術的な種類の中でもより深いところに生息している紅ズワイガニで、解禁も毎年9月頃からで一般的なズワイガニより早いです。
ズワイガニの雄と雌の呼び名
地域で名づけられたズワイガニは、全てから他の大きい雄のズワイガニです。
これに対し、脱皮の回数が少ないので体が一回り小さい雌のズワイガニは別の名前で呼ばれます。
越前ガニが獲れる福井県では雌はセイコガニ(セコガニ)も呼ばれ、雌なので漁をする期間が毎年11月6日~12月末と短いです。
越前ガニの取り寄せ通販では、セイコガニと合わせて「夫婦蟹セット」等で販売されたりしています。
ズワイガニの学術ウ的な分類
ズワイガニは学術的にオビリオ種、バルダイ種、紅ズワイガニの3種類に分かれます。
オビリオ種は一般的に販売されているほとんどのズワイガニで松葉ガニや越前ガニもオビリオ種になります。
身の繊維質が細くて繊細でとろけるような食感、上品で優しい甘みがある、と表現されたりします。
一方バルダイ種は、オリビオ種よりも深いところで生息している一回り大きな大ズワイガニで、世界の本ずわい蟹水揚げ量全体のたった2%ほどしかない大変希少な品種です。
身の繊維質が太くしっかりした食べ応えのあるプリプリした食感で味は濃厚な旨みが特長、と言われています。
紅ズワイガニは、その名の通り紅色をしていて、脚が一番細長いのですが比較的小型で、獲れたては美味、
香住ガニが有名、ですが、鮮度維持が難しく加工品等に使われる事も多い種類です。
ズワイガニの他のカニとの比較
ズワイガニは、他のカニを比較すると頭部は小さめで脚も小さいのが特徴、と言われています。
又ズワイガニは、各海域毎に、漁獲可能量制度という法律により、漁期以外にズワイガニが獲れても、海に戻さなくてはいけない、というきまりになっています。
このような配慮から、資源を確保し、種類が絶えることなくズワイガニを毎年美味しく頂く事ができます。